うちのキジ白猫・ロメちゃんが、鼻の風邪を何度も繰り返すようになってしまいました。
食べ物から改善しようと試行錯誤した結果、今は割と落ち着いてきたので、知見をまとめておこうと思います。
もくじ
免疫力アップのために高品質なごはんにしたい!
今まで猫のごはんは、保護猫カフェのスタッフからも「コスパよし」とオススメされていた「ピュリナワン」にしていました。
価格も安いし、便も健康的で、吐き戻しもなかったのですが、2匹とも下記のように気になる点がいくつかありました。
- キジ白猫(ロメちゃん)… くしゃみ、涙、鼻水、鼻が詰まって苦しそう
- 黒白猫(ポーロ)… くしゃみ、フケ、歯茎の赤み、歯茎がちょっと痩せている感じあり
生食・手作り食が一番良いけどかなり大変そう
猫にとって大事なタンパク質が多く、不要な成分である炭水化物がなるべく含まれないフードはどれか…と調べていくと、結局「生食・手作り食」がベストっぽいな、ということが判明。
そりゃそうですよね、野生のトラやライオンの食べ方を考えてみれば、新鮮なお肉を加熱せずに食べるのが一番でしょ。
しかし、生食・手作り食のノウハウを調べると、かなり難しい+コストがはんぱないということも判明。
- 非加熱のお肉を仕入れる
- 冷凍保存しておく
- 不足する栄養はサプリメントで補填
- 食事前に自然解凍して作る
やろうと思えば何とかできそうだけど、冷凍庫を別途用意したり、サプリの分量が曖昧だったり、ちょっと現実的じゃない感じになってきたので、他の案はないかとさらに調査しました。
生食・手作り食の代替になりうるドライフードを発見
ツイッターで、生食・手作り食を推奨しているアカウントの過去ツイートをさかのぼっていたところ、「ベルテ」さんというお店のフードがオススメというツイートを発見しました。
ベルテさんは、ペットフードの成分をかなり詳細に分析し、OKと判断したフードのみを販売しているお店です。
猫のフードは、現在2種類(スクエアペットとビクター)をメインに販売しています。
なお、生食・手作り食に切り替えたい方は、ベルテさんのブログで勉強するとよいです(UIをもっときれいにして差し上げたい気持ち)。
超高タンパク質・超低炭水化物の「スクエアペット」
ベルテさんで販売されている2種類のうち、生食・手作り食の代替としてベストなのは、超高タンパク質・超低炭水化物の「SQUARE PET(スクエアペット)」です。
スクエアペットは48%がタンパク質で、そのうち98%が動物性のタンパク質。さらに、その動物性タンパク質も、平飼いの鶏や放し飼いの七面鳥、天然サーモンという徹底ぶり。
危ない飼料や香料、抗生剤なども使われていないため、添加物を気にする方でも安心して使えるフードです。
また、療養食などの高品質なフードであっても、意外に多く含まれている「エンドウ豆、マメ科植物、レンズ豆、ジャガイモ、穀物」も一切なし、という驚きの超絶グレインフリーでした。
猫は炭水化物を消化する力が弱く、19%未満の炭水化物しか消化できないらしいですが、スクエアペットの炭水化物含有量は11%未満ということでクリア。
他にもいろいろな高品質ドライフードを調べましたが、スクエアペットに勝てる良質なドライフードはなかったです。
詳しい成分はベルテさんのブログや商品ページをチェックしてみてください。
次点の「ビクター」はリコール経験ゼロの良質ドライフード
ベルテさんでは、スクエアペットを一番にオススメしていますが、なにせ値段が高いため、それよりちょっとお安いフード「VICTOR(ビクター)」も用意されています。それもまぁ高いけれども。。
ビクターはスクエアペットには劣りますが、そこそこ良質なフードです。1950年の創業以来、一度も回収・注意喚起などのリコール経験がないという優良企業が製造していて、タンパク質の内容比率をオープンにしている数少ないブランドとのこと。
フードの32%以上がタンパク質、そのうち88%が動物性タンパク質なので、スクエアペットよりは少なめですが、割と高タンパク質です。
グレインフリーと銘打っていない種類のフードでも「トウモロコシ、小麦、大豆不使用」なので、実質グレインフリーですね。
リジンの比率が高いということで、ヘルペスウイルス対策にもなるだろうともいわれています。
こちらも、詳しい成分などはベルテさんのブログや商品ページをチェックしてみてください。
合う猫と合わない猫がいる
良いフードを見つけたのですが、風邪を繰り返していたキジ白猫のロメちゃんに、写真左のスクエアペットをあげてみたところ、どうも好みではないらしく、
- お皿まで誘導しないと食べようとしない
- 匂いを嗅いでそっぽ向いちゃう
- 粒が小さくて食べにくそう
- 半分残しちゃう
- ふやかしても吐いちゃう
などの行動が見られました。一方、黒白猫のポーロは、
- なんの問題もなくガツガツ食べる
- 満足そう
- 全然吐かない
- フケがなくなった
- くしゃみが減った
- 歯茎の赤みが減った
こんな感じだったので、ロメちゃんには合わず、ポーロには合っていたみたいです。
ただ、無駄な成分がなく栄養価が超高いため、ピュリナワンと同量のスクエアペットをあげると、ポーロはどんどん体重が増加していきました。
ベルテさんのホームページに書かれている目安量の半分~3分の2くらいで十分な気がします。
結局ロメちゃんはビクターに落ち着く
しばらくスクエアペットを続けていたのですが、ロメちゃんはやっぱり吐いてしまうのでビクターに切り替えました。
ビクターには4種類あります。
- マルチキャット(チキン+ビーフ+ポーク+フィッシュ)
- ハイプロプラス(フィッシュ+チキン)
- グレインフリー フィット・フィーライン(チキン+フィッシュ+鴨)
- グレインフリー ヘルシー・スキン&コート(魚)
ロメちゃんは以前から、グレインフリーやチキン系があまり好みじゃないようで、今回は「マルチキャット」と「グレインフリー ヘルシー・スキン&コート」をお試し。結果、マルチキャットがお気に入りのようでした。
スクエアペットと比較すると、成分はかなり妥協しています。でもマルチキャットでも実質ほぼグレインフリーだし、そこまでコテコテの添加物もないので、合格点ということでマルチキャットを採用!
なによりビクターに切り替えてから、ロメちゃんがごはんのときに嬉しそうに駆け寄ってくるようになったので、本当によかったです。スクエアペットだとお皿に近づこうともしないので…
猫の好みを優先する結果に
高タンパク質・低炭水化物はもちろん大事なのですが、猫が食べられなきゃ意味がないので、もうちょっとゆるめに考えることにしました。
成分は100点満点ではないけど、そこそこ良質なフードを見つけたのと、ロメちゃんの体調も安定してきているので、結果オーライということでビクターのマルチキャットをしばらく続けます。
なお、黒白猫のポーロは、スクエアペットだろうがビクターだろうが何でも食べるので、ロメちゃんと同じビクターに統一しちゃおうかなと思っています。
ドライフードは真空での保存がGood!
良質なフードは強い防腐剤などが入っていないので、早めに劣化してしまいます。
節約のためには大容量を購入するのがオススメですが、ストック分は真空で保存しないと食べられなくなっちゃうので注意が必要です。
真空にするアイテムは、以下がオススメ。
スクエアペット大容量だと、大サイズ5袋くらいに分けて真空にする必要があります。
分けるのが面倒な方は、ベルテさんで小分けの真空パックにして送ってくれるメニューもあるので、そちらを検討しましょう。
また、袋による真空保存のほかに「瓶+バキュバン」で真空にする方法もいいかもです(ただし、本当に真空になったのか目視での確認はできない)。
最近は、ベルテさんの真空パックメニューでビクターを4袋購入して、直近で使う分だけを小サイズの袋に入れて「真空パックん」で空気を抜いて保存しています。
ベルテさんのフードだけじゃなくて他のフードでも、大容量で買っている場合は、真空にしとくと鮮度が保たれるので、猫ちゃんの食いつきもよくなるかもしれません。
人間用の生ものも真空にすると日持ちするので、真空機器の使いみちは他にもいろいろありますね。
こういうセットになってるのも便利↓
ロメちゃんの風邪対策には、フード以外にサプリメントも導入したので、また別途まとめようと思います。