『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』を読んだら作品が少しずつ増えたよ

ジュリアキャメロンのThe Artist's Wayずっとやりたかったことをやりなさいの本

以前ふらふらとネットを漂っていたところ「モーニングページ」とやらの存在を知り、本を読んでいないにも関わらず毎日3ページとにかく書く、ということを続けてきました。2015年2月にようやく本をゲットし読んでみると、かなりのボリュームがありました。内容と言うより課題のボリュームが。

以下、実際にやってみた感想です。

実際90日間やってみた結果

  • 短編小説…1作(1万字強)
  • 長編小説…半分(現在7万字)
  • 詩…45作

といった感じの数字に表れました。

短編小説はすらすら書けたので創造性はここに発揮された様子。当初は長編小説を書き上げたくてこの本を手にとったのですが、まだ執筆中です。詩については本の後半から急に書き始めて毎日1編は書いています。

実践すること

この本は創造性を回復させるための本で、90日にわたって課題をこなしていく内容です。自分はどれも興味深く取り組めました。例えば、

  • 子供時代に達成したこと5つ書く
  • 変えるべきだと思っていること、変えないことのメリット
  • あと5回人生を送れるとしたら、それぞれの人生で何をするか
  • 80歳になった自分から、今の自分への手紙
  • 一週間活字を読まない

などなど。これは割と簡単ですが結構メンタルにくるものもあったりして、自分の醜い腹わたを引きずり出して向き合う感じでした。

毎週やる課題が、

  • モーニングページ
  • アーティストデート

モーニングページは、毎朝ノートに3ページなんでもいいから書くというものです。自分は無印良品の「滑らかな書き味のノート・A5」を使っています。万年筆でサラサラと書けるノートは割高なものが多いですが、量が必要なのと、無印ならすぐに手に入るということで気に入っています。現在5冊目を終えようとしているところ。

アーティストデートは、週に1回1人でおでかけすることです。お気に入りの場所を選んで自分をいい気分にさせることが目的です。「内なるアーティスト」のゴキゲンをよくすることで創造の泉を満タンにする、というもの。自分はこれが足りていない気がする。自分を全く大切に扱っていない気がする。

これは…!と思った部分

本の中で特に胸に刺さりまくっているのが、

行き詰まりは「怠惰」のせいでなく、「恐怖」のなせるわざである。創作活動を妨げるのは、恐怖心以外の何ものでもない。

という部分です。

失敗するかも…才能ないかも…後が続かないかも…という至極当たり前な否定的感情は「怖いから」ただそれだけなのだと言い切ってくれるのがとても心強いです。

恐怖を取り払ってもっと楽に取り組むために、

「朝、六時に会おうよ。それから二人で、例の台本(絵、彫刻)をもとに作戦を練るんだ」

こんな風に捉えてみたら、というくだりがありました。
内なるアーティストとの秘密の作戦会議、っていう考え方を用いれば「あぁ、全然訓練だとか考えなくていいんじゃん」と腑に落ちました。

90日間、課題に取り組んだ人たちの例

  • 女優から作家に転身
  • 多作な小説家になってバカ売れ
  • 脚本が受け入れられて上演決定

などの話が書いてあります。んなわけあるかー!って思いながらも黙々とやりました。その辺の回復具合は人それぞれでしょうが自分としては、

  • もっと長編をすらすら書けるようになりたい
  • 思い込みの激しさを和らげて、雑念を減らしたい
  • 小説を認めてくれる人が増えて売れていく

以上のことを切に望んでいます(正直)

もっとがんがん売れたいという若手の作家にジュリア・キャメロンが相談された話も書いてあって、「とにかく書く勢いを落とさないこと」というアドバイスがありました。うん、本当にその通りですわ。当たり前だけど書くしかないのですよね。書きます。

「ジーニアス」との共通点

TEDでエリザベスギルバートの話を聞いたのが確か2年ほど前で、その時はオリジナルの小説を書こうとか考えたこともなく「クリエイターって大変だなぁ」ぐらいの感想でした。

ざっと説明すると、作品を完成させるのは人間一人の力ではなく、何かすごい存在(ジーニアス)が手伝ってくれていると考えた方が作品との間に距離があるから精神的に安定する。ルネッサンスより前の時代はその考え方が浸透していたから作家が守られていたんだ、というもの。今では「天才」は人間そのものを指すから作家は常に恐怖と戦わなければならなくなったって話です。

いざ自分が書こうとして行き詰まった時にこのTEDを思い出したので、見てみるとなんだかすごく心に突き刺さって、うおおおこれ参考にしてやってみようかぁと思ったわけです。

ジュリア・キャメロンの本でも共通して、自分の中にいる素晴らしいアーティストと協力して取り組むのがいいという話なので、創造する人間の心を守る方法をあらゆる人たちが模索してきたのだなぁと感慨深いです。

これから自分が参考にする部分

  • 訓練だと思わなくていい
  • 楽しむことが結局は長く続けるコツ
  • 勢いを落とさない
  • どこででも書く
  • 自分を大事に扱う
  • 売れる売れない関係なく、書いている人が作家である

甘っちょろいと思われそうなまとめですが、実際創作って楽しいものですもんねという当たり前の結論に行き着いた。今までもっと苦しむべきものだと思っていたので、こんな平然と書いていますが結構な大革命でありました。

森博嗣著「小説家という職業」では、

ブログなんて書いている暇があったら小説書け(意訳)

と仰っているので今から書きます。