本が大好きだけど、部屋が狭くて収納するスペースが足りない…
本当は本棚にずらっと並べてニヤニヤしたいけど、空間に限界がある…
という私のような方には、「本の電子化」が最適です。
もちろん、紙の本の素晴らしさは十分に理解したうえで、それでもスペースが不足していて、解決策を探しているという方におすすめできます。
もくじ
本の電子化のおおまかな流れ
主な作業としては、大きく分けて以下の3つです。
- 本の背表紙を裁断する
- スキャナでPDFファイルとして読み込む
- iPadなどで閲覧しやすい状態にする
まず、本を電子化するには、各ページを1枚ずつスキャナで読み込んで「PDF形式」のファイルにする必要があります。
そのために、ページをのりづけしてある本の背表紙を裁断(カット)して、ページを1枚ずつにするわけです。
実は、裁断からスキャンまで、まとめて作業してくれる業者もあるのですが、法律的にNGなのでまとめての依頼はできません。
ただ、めちゃめちゃ面倒な作業なので、各段階で外注できる部分は外注し、そこそこ安く抑える方法を考えました。
裁断機よりも「カットブックプロ」に依頼
今回依頼したプロは、「カットブックプロ」さんです。初回のみの「20冊2,400円」のキャンペーンを利用しました。(通常は20冊3100円)
自宅で本の背表紙を裁断するには、「裁断機」を購入するのが一般的です。
ただし、裁断機を購入する場合、デメリットがいくつかあります。
- サイズが大きい、重い
- 場所をとる(そのスペースに本を置きたいゾ)
- 価格が高い(3万~5万円ほど)
- 作業が疲れる
- 裁断する刃のメンテが必要
- 裁断したときの紙の粉が紙面に残っていると、スキャンしたときに黒い線になっちゃう
- 紙の粉を取り除くのに手間と時間がかかる
ということで、裁断だけプロに依頼しちゃおうというのが最善策です。
結論からいうと、依頼して大正解でした!!
プロに依頼するメリット
- 裁断機の購入費用が不要
- 裁断機の保管場所が不要
- 刃のメンテが不要
- 紙の粉をプロのクオリティーで除去してくれる
- 圧倒的に楽
というように、裁断機を購入する場合のデメリットを全解決してくれます。
もちろん、家に裁断機があれば、好きなときにザクザク切れるわけですが、ザクザク切らなければいけないほど、めちゃめちゃ読書家でない限り、何冊かたまってから裁断を依頼するという方法で十分かと思います。
カットブックプロ利用の流れ
さて、実際にカットブックプロを利用する際は、こんな感じで進みます↓
- ホームページ上で申し込み
- 銀行口座に振り込み(振込手数料あり)
- 本を段ボールに詰めて送る(送料は申し込み者負担)
- 業者で裁断してくれる
- 業者から本が返送される(1箱なら返送料無料)
実際のスケジュールはこんな感じでした↓
- 12/4 注文、入金
- 12/5 自宅から本を発送(ヤマトに集荷を依頼)
- 12/6 14:00頃カットブックプロに到着
- 12/6 15:00頃カットブックプロから返送
- 12/7 午前中に自宅に到着
なんと、裁断から発送まで1時間で作業してくれてる!はやっ!
1冊120円のパック料金での申し込み
カットブックプロでは、冊数ごとのパックがあって、冊数が増えれば増えるほど、1冊あたりの料金が安くなります。
裁断市場の相場では、1冊あたり100円くらいを目安にして、100円を切ると安いなぁという感覚です。
カットブックプロの場合、「文庫・コミックパック」だと、60冊以上で100円を切ります。
ハードカバーや分厚い本が入る「全種類対応パック」だと、基本的に1冊100円以上です。
今回注文したケースだと、
- 20冊2,400円の初回限定パック(1冊120円)
- 振込手数料165円
- 片道の送料1,200円
合計3,765円なので、トータルで考えると1冊188円。
送料が地味にかかって、結果1冊100円をかなり超えましたが、クオリティーがいいので金額的に不満はありません。
支払いは銀行口座への入金で、クレジットカードは非対応です。
その点だけちょっと不便なところですかね…
裁断後の本の状態は良好!
作業自体がものすごくスピーディー、かつ、完成したお品もクオリティー最高で大満足でした!
裁断面のズレや文字の途切れなどもなく、裁断後の粉とかも全然ないので、スキャンしても変な黒い線などは一切出ていません。
実は、追加で5冊ほど自分で裁断したのですが、カッターでの裁断は正直キツイです。
作業自体はまぁまぁできるけど、終わりが見えない感じが精神的につらかった… やっぱりプロに依頼するのが正解です。
裁断済みの本はメルカリへ
メルカリで売れそうな需要の高い本は【裁断済み・要注意!】として、メルカリに出品しました。
商品の状態を「全体的に状態が悪い」に設定したうえで、商品説明を以下のようにしています。
⚠️「裁断済み」の意味が理解できない方は、絶対に購入しないでください。
背表紙を裁断してバラバラの状態のため、通常の書籍のようにめくって読むことはできません。電子書籍化するための「自炊用」です。
スキャナで読み込むことで、PC・タブレット・スマホなどで読むことができます。
あとからのキャンセルはお受けできません、ご了承ください。・表紙は素人による裁断、本文はプロによる裁断です
・背表紙はありません
・CDは付属しません
・中古で購入したため書き込みがある可能性があります
・定価:1,500円+税
価格は、定価の半額以下に設定するか、500円くらいに設定すると結構売れます。
きちんと「裁断済みである」という点を了承してもらうと、「本の形してないじゃん!」というクレームを発生させずに、取り引きを進められます。
結論:裁断はプロに頼むのが一番
大きい・重い・高い裁断機の購入を迷っている方は、裁断だけ外注してしまうという方法がおすすめです。
実際、クオリティーも問題なく満足できたので、今後また本が増えてきたら依頼しようと思います。
裁断した本をスキャナで読み込む作業については、また次の機会に解説するので、乞うご期待!
次の手順が知りたい方は、以下からぜひ!
- 本の背表紙を裁断する
- スキャナでPDFファイルとして読み込む
- iPadなどで閲覧しやすい状態にする