「この化粧水がいい」
「こっちはあの成分も入ってる!」
「マッサージはこのくらい力を入れて」
などなど、スキンケアの方法論って多すぎて、結局どうするのがいいのかがわからなくなってきませんか?
まさに自分がその状態です。
そこで、体のことなら分子栄養学だ! と思い立ち、分子栄養学に理解のある皮膚科の先生のブログを読んでみました。
参考 京都四条 あいこ皮フ科クリニック 院長ブログ柴亜伊子 皮膚科・美容皮膚科食事やサプリメントの情報に関しては、自分で把握しているものとは異なる記述もありましたが、皮膚の扱いに関しては基本方針を固めるいい勉強になったので、ちょっとまとめてみようと思います。
もくじ
スキンケアの常識は間違っている
全体的に化粧品業界の糾弾と、何も疑わずに受け入れている消費者への苦言、といった感じでした。
化粧品は「健康な肌」にのせるものであって、肌が荒れたときに使うものではないし、荒れた時は使ってはいけないもの!
「そもそも」を忘れがちな私たち消費者は、常にこれを念頭に置いておきましょう。
乾燥しやすくなる「アルコール」は NG
スキンケアの基本はとにかく保湿です。
というより、化粧水に求めるもの、望むものは「保湿のみ」であると柴先生は言い切っています。
つまり、高機能なリフトアップやらの化粧水を使う必要はないわけです。というか効果もさほどないわけです。
防ぎたいことは乾燥ですから、乾燥しないものであれば高かろうが安かろうが何でも良いのです。
しいて条件を出すならば、
- アルコールの含まれていないもの
- 自分の肌に合っているもの
ということでした。
うん、大変シンプルでわかりやすい。
添加物てんこ盛りは NG だけど…
そもそも添加物の入っていない化粧水はただの水です。
たとえば、「パラベンフリー」と書いてあっても、メチルパラベンが代わりに入っている場合もあるし、パラベンが全てダメということではなく、防腐剤として含まれているのが少量であれば、肌への負担も少ないわけです。
問題は「入っているか否か」ではなくて、入っている「量と質」です。
この見極めが難しいのですが、要するにアルコールが入っていなくて肌に合っていて、あれこれ添加されまくっていないものを基準にすればいいわけです。
ちなみに、
・NAVISION
・Beautiful Skin
だそうです。
が、それに振り回されずに、肌に合うかどうかをまず見極めたほうが良いとのこと。
「オーガニック」や「無添加天然成分」と書いてあっても、実際にはいろいろと配合されているわけですから、振り回されないようにしたいところです。
ちなみに自分は、椿油とウィッチヘーゼルのローズウォーターをまぜまぜして塗っています。
紫外線は NG
次に大事なのは日焼け止めです。
よく聞くのは、
日焼け止めを塗ることによる肌への負担
VS
紫外線の害
ですが、この戦いに関しては「紫外線の害」の方が勝つので、日焼け止めは塗った方が良いとのことでした。
これも保湿と同じように、自分の肌に合ったものを探していくしかありません。
資生堂の研究では、ウォータープルーフタイプの日焼け止めでも 80 分が限界との実験結果が出ているそうなので、
日焼け止めは全て 2 時間おきに塗り直すのが、そもそもの正しい使い方です。
しかし、たとえば SPF50 のものを何度も塗り直していたらとても乾燥します。
相当な脂性の人でないとガッサガサになってしまいますよね。
なので、SPF30 ちょっとぐらいの塗りやすいタイプで、重ねづけしても肌が乾燥しないタイプがベスト、ということになります。
「3 万円の美容医療やってみようかなぁ〜」と考えているのであれば、その 3 万円で自分に合う化粧水と日焼け止めを探す方が先です!
赤ちゃんの肌にできないことは NG
肌への負担という意味でいくと、擦ったり叩いたり、摩擦を発生させることは厳禁です。
化粧水を塗るとき、肌の形が変わるほど伸ばしたり擦ったりしている人が多いですよね。
これだと、
保湿剤の効果 <<< 肌への負担
になってしまい、むしろ塗らない方がマシというレベルです。
1 日に 4,5 回も化粧水を塗り直す人もいて、その摩擦レベルはかなりのものだそうです。
しかし、化粧水は一度塗っただけでは保湿にならないので、一度でたっぷり保湿できるものを選んだ方が良いです。
丁寧にゆっくりと、肌の形が変わらない程度の優しさで乗せる。
基準は「赤ちゃんの肌に触れる時、本当にこのようなことをするのか?」なので、常にそれを忘れないようにしましょう。そうしましょう。
いらんことをしない
今はとにかく「肌に何かを加える」ことばかりが浸透していて、余計なことをしすぎています。
そもそも肌は排泄器官ですから、スムーズに代謝が行われていなければ意味がありませんね。
「肌に加えること=肌を塞ぐこと」ですから、代謝が滞るのも道理です。
「肌断食」という言葉もあります。これも同じように「加えない」ことを重視したスキンケアですね。
肌にとっての NG をまとめると、
- 乾燥(アルコール)
- 紫外線
- 摩擦
肌にとって要らないことはしない。余計なことはしない。
それが最も肌を綺麗に保つ秘訣です。
参考 京都四条 あいこ皮フ科クリニック 院長ブログ柴亜伊子 皮膚科・美容皮膚科 参考 NAVISIONラインナップ資生堂 参考 Beautiful SkinBeautiful Skin 公式サイト